株式会社ノイズ研究所

 

本製品は製造・販売終了となっております。

 

製造終了品  電磁波解析測定システム EPS-3007

OLD Products

本製品は製造・販売終了となっております。

電磁波解析測定システム EPS-3007

基板からの輻射ノイズを可視化

本製品は『EMC対策は設計の上流から』をコンセプトに基板の開発段階でノイズ源を可視化し対策するための測定システムです。
本製品導入の際は、別途ソフトウェアなどが必要です。

  
  • プリント基板からの近傍界不要輻射の自動測定ができます。
  • 測定周波数範囲150kHz ~ 3GHzまで測定できます。(オプション)
  • 測定可能エリア最大は300mm x 350mmまで測定できます。
  • 測定強度分布図とプリント基板画像の合成表示を行い、エミッション源の特定が容易に行なえます
  • 電界・磁界それぞれの測定を可能にする電界・磁界プローブを標準装備しています。

 

仕様

項目 仕様
測定方式 XYステージにより微小電磁界プローブを走査
検波信号分析 スペクトラムアナライザによる分析
測定周波数範囲(標準) 30MHz ~ 1.5GHz(オプション対応上限3GHz可能)
低域周波数測定範囲(オプション) 150kHz ~ 100MHz
制御方式 PC制御/GP-IB/パルスモータ制御/画像取込
測定エリア 300×350(mm)
最小走査/最小ステップ 1mm以上/0.1mmステップ
電源 AC95 ~ 120V、210V ~ 250V
寸法 (W)601×(H)980×(D)662mm
PC 対応機種 WindowsRが動作するPC/AT互換機
OS Microsoft® Windows® XP、WindowsVista® 、Windows® 7
対応スペクトラムアナライザ

アジレント・テクノロジー E4402B
アドバンテスト U3741
アンリツ MS2661C

※対応機種についてはご相談ください。

 添付品

ACケーブル、USBケーブル、RFケーブル、スペアナ接続用ケーブル、N-SMA変換コネクタ、六角レンチ(2.5mm)、取扱説明書、プローブA(垂直磁界プローブ)、プローブB(水平磁界プローブ)、プローブC(垂直電界プローブ)、カメラコントローラ、カメラコントローラケーブル、インストールメディア

システム構成

 

1.本体内蔵のアンテナプローブを目的に応じて磁界・電界プローブに付け替え。
2.アンテナプローブに繋がったスペクトラムアナライザにて各ポイントのスペクトラムデーターをPCに取り込み。
3.基板の実写画面と合成したデータを編集・解析することにより、効率的なEMI対策を行うことが出来ます。

測定手順

 特定周波数特定周波数毎のエミッションマップ表示可能

 1度の測定により、各測定ポイント毎の全周波数領域のスペクトラム情報を取り込むことが可能です。また、測定周波数は任意に設定が可能です。(スタート周波数〜ストップ周波数)
測定したデータはエミッションマップとしてプリント基板画像との合成表示が可能です。
これにより、測定後に目的の周波数帯域(電流強度分布または磁界強度分布)を自由に解析する事ができます。
表示周波数範囲は青く表示されたバンドゾーンをドラックする事でエミッションマップ情報が追従して表示されます。

 EPS-3007の導入効果

電波暗室を占有するEMI対策の時間が減少され、データ蓄積によるEMI対策の効率化・ルーチンワーク化が見込めます。

 

プローブ特性

磁界アンテナプローブ(2種)/電界アンテナプローブ(1種)を標準添付、磁界プローブは指向性を任意決定し測定できます。
1本のアンテナプローブを移動してスキャンする方式を採用、測定ピッチが任意設定できます。
アンテナアレイタイプと比較して、プローブ性能の個体差が無いため均一の測定が可能です。

電界・磁界プローブの差異

磁界プローブによる測定では判明しなかった基板上のエミッション源が、電界プローブで測定されることがあります。

 

磁界プローブによる測定
磁界プローブでは対策すべきLSI の位置が検出されていない場合があります。

電界プローブによる測定
輻射が強く出ている位置にLSI があることがわかります。
このLSI への対策で放射ノイズの改善がはかられます。

ノイズ研究所の新提案(特許出願)

EPS-3007 電磁波解析測定システム に新機能を提案

ノイズの可視化 と 熱の可視化 を同時に実現することで、ノイズ対策と熱対策の時間短縮が大幅に可能。
EMC 対策設計と熱対策設計は背反するともいわれています。
現在、EMC・ノイズ対策は設計段階からシミュレータなどでかなり事前に行われております。
しかし、現実には試作段階での実測による評価・発生原因確認・対策効果確認など実測の重要性は高まるばかりです。
また、EMC・ノイズ対策と同じくエンジニアを悩ませるものが熱対策設計です。
こちらもシミュレータなどでかなり事前対策が行われておりますが、同じく実測の重要性は言うまでもありません。
そのようなの対策の現場では、ノイズ対策後に熱対策のやり直し、熱対策後にノイズが大きくなったなど背反する対策に開発期間や評価期間の短縮がままならないとよく聞きます。
エンジニアの悩みにノイズ研が新たな提案をいたします。

News

  1. 2024年11月14日 お知らせ

    EMCソリューションセンター開設

  2. 2024年10月29日 製品情報

    5GHz~8GHzの広帯域スリーブアンテナ発売しました

  3. 2024年10月23日 お知らせ

    東京都発行の「東京グリーン・ブルーボンド」への投資について

  4. 2024年10月23日 お知らせ

    独立行政法人日本学生支援機構が発行する「ソーシャルボンド」への投資について

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