製品情報 NKU2460G用アンテナホルダASSYのご紹介
近接照射試験を実施する際、シュワルツベック社製の蝶々のような形の近接試験用アンテナ(420NJ)を用いて試験を実施し、より高い周波数帯域では弊社の広帯域スリーブアンテナ(NKU2460G)を用いて試験を実施する場合あるかと思います。
このアンテナ2種類ですが、共に高性能な近接試験用のアンテナなのですが、それぞれのアンテナ形状が異なるために、周波数切り替える際の、アンテナの付替えや位置調整が大変で、試験を実施している時に困っている旨をお客さまからお聞きしています。
今回、お客さまが我慢の限界を超えて?弊社に要望をいただきましたので広帯域スリーブアンテナ(NKU2460G)用のアンテナアダプタをご紹介いたします。 従来までは近接試験用アンテナ(420NJ)で360MHz~2.7GHzまでの試験を実施していましたが、近年の無線通信の高度化により、より高い6GHzまでの近接照射試験を実施する必要がでてきました。2.7GHz以上では広帯域スリーブアンテナ(NKU2460G)を使用しますが、2つのアンテナでは形状が異なるため、従来の試験の延長としてご利用頂けるように、近接試験用アンテナ(420NJ)の形状互換で広帯域スリーブアンテナ(NKU2460G)を取付られるアンテナアダプタを開発しました。
これにより、アンテナの付替え時にアンテナマストにそのまま付替えるだけで試験ができるようになります。
さらに、こちらのアンテナアダプタは広帯域スリーブアンテナ(NKU2460G)の電界発生照射ポイントを中心に偏波切替(軸回転)をすることができるので、偏波切替時に照射位置の修正をする必要が無くとっても便利です。
また、本アダプタはアンテナの電界分布特性が乱れないよう、材質や形状も考慮して設計されています。
NKU2460G用アンテナホルダーASSYを是非ご利用ください。
ノイズ研究所ではRF試験時のアンテナやプローブなどの固定用の治具やアンテナマストをお客さまのご要望をお聞きして製品化をしています。
様々なラインナップがございますので、お気軽にお問い合わせください。